みかんの避妊手術

(今回の記事はとても長いです)

2017年3月17日(金)、みかん(うさぎ、ネザーランドドワーフ、女の子、5歳)の避妊手術をしました。

手術は無事に成功し、この記事を執筆し始めた18日(土)16時現在、いつものリビングの特別ルームでみかんはぐったりとしています。

guttari_mikan.jpg


今年、みかんは5歳になりましたが、避妊手術は行なっていませんでした。

高齢の女の子うさぎは高い確率で子宮関連の疾患になると言われていますが、避妊手術を行うことでそれを防ぐことができます。

子宮関連の疾患になりやすい年齢に達する前に、体への負担を考えて元気なうちに、手術をするなら3歳までにとも言われています。

前の居住地の主治医のブログでは遅くとも4歳半までに行うことを勧めているので、5歳になりたてなら時期的にはまあギリギリといったところでしょうか。いやギリギリアウトかもしれませんが、それはいま病理に出している摘出した子宮と卵巣の検査結果次第でしょう。


手術を決断するまでの経緯

(ここから みーまま記述)

うさぎの女の子に子宮疾患が多いことは分かっていたけれど、避妊手術をしなくても子宮の病気にならない子もいるし、麻酔などのリスク、健康で小さな体にメスに入れることに抵抗があり、そうこうしているうちに、みかんは避妊手術に最適といわれる3歳を過ぎてしまいました。

小さな変化を見逃さないようにし、定期的に尿検査薬で検査したり、抗がん作用があるといわれるクランベリーをあげていました。

昨年、お友達のうさぎさん(女の子6歳)が血尿し、手術をした結果、子宮癌でした。「みかんもすでに癌になっている可能性がある。いま、決断するときなのかもしれない。」(みかん当時4歳)
それから本格的に、病院探しを始めました。
(お友達のうさぎさんの手術は無事成功し、いまではとても元気に過ごしています)

うさぎさん関係の医療も日々進んでいて、専用の医療器具や麻酔管理技術が向上したためにリスクを最小限に留めることが可能になってきているのだなあと、うさぎさんに詳しい病院の症例や、実際に同じ年齢に避妊手術をしたうさぎさんたちのブログを読んで思いました。病院やうさぎさんの個体別にいろいろなケースがあるので一概に安心というわけではありませんが、以前と比べて技術が進んできているのだなあという感想を持ちました。

うちから車で30分圏内で、たくさんのうさぎさんを手術している、3つの病院が候補に上がりました。そのうちのひとつの病院は、うさぎさんのストレスを第一に考え、入院なし、エリザベスカラーまたは洋服の着用もテーピングもなし、抜糸なし、自宅での投薬なし、おうちに帰って普段どおりの生活をしてくださいとのこと。

たぶん、みかんには入院がストレスになると考えていたのでこちらの病院に決めました。

ただし、手術日を含め4日間うちにいられるように休みを取り、何かあってもすぐ病院に行けるように、対応できるように準備しました。

(ここまで みーまま記述)



動物病院の先生には評判の良し悪しもあるけど、先生とうさぎさん家族との相性もあり、患者数が多ければ中には批判的な意見も出てくると思います。

なので病院のホームページや先生のブログを読み、2月に実際に病院に行って先生の話を聞き、やたん&みーまま家族で納得して決めました(先生のブログをいまでは毎日楽しみに拝読しています)。

前の居住地の主治医も信頼できる先生なので、そちらにお願いしようとも思ったのですが、洋服の着用もテーピングも抜糸もなしで日帰りできるこの病院に決めました。


手術当日の記録

手術後しっかり様子を見守れるようにこの3連休を利用し、また平日の空いている時間に手術をお願いするべく、金曜日に休みを取って手術の予約をしました。

朝10時に病院に到着し、先生の説明を聞きます。みかんの血液検査とレントゲン写真を撮り、検査結果に問題がなければそのまま12時から手術を実施します。

飼い主側のおおまかなスケジュールとしては、飼い主は一旦病院を出て自宅に帰るなりして、14時30分くらいに電話連絡を受け、うさぎさんの状態を考慮して夕方のお迎え時間を調整します。夕方病院へ迎えに行き、説明を受けてからうさぎさんを自宅に連れて帰ることになります。

やたん&みーままは、自宅には帰らずに病院の近くで時間を潰すことに決めていました。病院の待合室で待つのはNGとのことでしたが、みかんとお別れしたあとの待合室でみーままが他のうさ飼いさんに話しかけてうさぎ談話が盛り上がっているうちに検査が終わってしまったようで、「いまから説明を聞きますか?」と先生に声をかけられ、術前に検査結果を聞くことができました。血糖値がほんの少し高かったものの、病院に来ているストレスによるもので許容範囲とのことで、問題なく手術決行となりました。

やたん&みーままは一旦病院を出て、近くのお寺をお参りして手術が無事成功することを祈り、術後に食べられる野菜探しの旅に出ました。本当は直近のうさぎ専門店でにんじん葉を買いたかったのですが、来月入荷とのことだったので、近隣のオーガニック野菜の店でみかんが術後に食べられそうなものを探しました。14時30分に電話を着信して手術が無事に終わったと連絡を受け、最も早い16時30分に病院に迎えに行く約束をしました。

16時30分に病院に行き、先生から説明を受けました。摘出した子宮と卵巣を見せてもらいました。思ったよりも小さく見えました。先生曰く少し腫れているとのことで、もともと何もなくても病理に検査をお願いするつもりでしたが、病理に出して検査結果を2週間後に聞くことになりました。

傷口の写真も見せてもらいました。麻酔が効いて寝ている間に撮った写真で、みかんは検査のときにもすごく暴れたので、いま抱っこして傷口を見るのはやめようということになりました。傷口はほんのわずかで、とてもきれいに縫合されていました。

そして帰宅後の過ごし方について、
「普段とまったく同じように過ごしてください。体力が落ちて食欲が落ちているので、2日間何も食べなかったとしても大丈夫です。食べようという気力が大事なので、チモシーを少しかじっただけでも、ペレットを1粒くわえただけでも、食べたとみなしてください。本日が17日(金)なので、19日(日)まで食べなくても大丈夫です。」
と先生から説明を受けました。
「19日(日)の夕方になっても食べなければ、連絡して病院に連れてきてもいいですか?」
「いいですよ。でも病院が始まってからいままで、2日間食べなかったうさぎは1匹だけなので、大丈夫だと思います。」
「たった1匹だけなんですか!?」
「はい。たったの1匹です。」

最低まで落ちてしまった体力は徐々に回復し、2日間で何か食べられるくらいまで回復するようです。個体差があるので、帰ったその日に食べるような子もいれば、1日何も食べないような子もいるとのこと。

ほかになにか質問はないかと聞かれたので、
「ケージの入り口に段差があるんですが、自分で出入りするときに傷口が開いたりしませんか?痛くないでしょうか?」
「大丈夫です。開かないように縫ってあるので心配いりません。痛み止めと抗生剤を打っているので痛みも大丈夫です。2日間持ちます。」
「ケージの中に、わらの座布団を敷いているのですが、お腹がチクチクしませんか?」
「大丈夫です。いつもと同じようにしてください。」
とのことでした。

もろもろの説明が終わり、いよいよみかんとの再会です。

もっとぐったりしている姿を想像していたのですが、思っていたよりもしっかりしていて、いつものように警戒した様子でキャリーの隅っこで丸くなっていました。

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(2017/3/17(金)16:52 術後再会)

「よくがんばったね。えらいね。あとは家に帰るだけだよ。」とみかんに声をかけました。

うさぎ専門店で「パパママが迎えにきてくれたと喜んでくれる子もいますよ。捨てられたと思って寂しがっている子も中にはいるので。声をかけてほめてあげてください。」と言われていたのですが、寂しがっているというよりは「ここはどこ?」と周りをうかがうような仕草を見せ、声を掛けてからはいつもの爪切りのときのようにキャリーの隅っこで固まっていました。

病院を後にし、車で移動中。ますます隅っこで固まっています。
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(2017/3/17(金)17:15 帰宅途中)

「大丈夫だよー。もうすぐおうちに着くよー。」と声をかけながら家に帰ります。

帰宅してみかんをキャリーから出すと、なんとわらっこをかじり始めました。

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(2017/3/17(金)17:44 自宅に帰ってすぐ、うさぎの座ぶとんをかじる)

「チモシーを少しでもかじったら食べたとみなしてください」ということだったけど、これはどうなんだろう?

さらに、術後のためにみーままが準備していたケールとにんじん葉を置いてみると、なんとにんじん葉を食べました!(少量ですが)

帰ってすぐに食べたことでまず一安心。その後、ケージに入ってからベッドの下に逃げるという、外出後のいつものみかんの行動をとりました。

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(2017/3/17(金)17:47 ベッドの下でいじける)

しばらくして、みかんがリビングのテーブル付近に戻ってきました。いつもは足を中途半端に折りたたんで伸びることが多いのですが、足をまっすぐ伸ばして横になります。

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(2017/3/17(金)18:17 リビングのテーブルいつもの場所で)

リビングは床暖房が効いていて暖かいです。自由に体を伸ばしてお腹を温めてもらいます。安心して緊張がほぐれてきたのか、逆に苦しそうになり、横たわりました。

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(2017/3/17(金)18:53 テーブル脇で横たわる)

具合が悪いのかと思いきや、突然起きてにんじん葉を食べ始めます。

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(2017/3/17(金)19:27 にんじん葉をもぐもぐと食べる)

ケールの上に置いてあったにんじん葉をトイレの奥までひっぱって、もぐもぐと食べています。我が家のケージ外のトイレはペットシートを直置きしています。左に置いてあるのはこの日のために準備した平置きの水入れです。ケージに入って給水ボトルの水を飲むのは辛いかもしれないと思い、数週間前に導入しました。この日、この水も少しだけ飲みましたが、牧草とペレットは食べませんでした。体力が弱っているときでも生野菜なら口にできるかもしれないとみーままが準備したにんじん葉のみ食べました。野菜探しの旅をしておいてよかったです。

その後、また苦しそうに横たわります。

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(2017/3/17(金)20:20 足をまっすぐに伸ばしてうつぶせ寝)


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(2017/3/17(金)21:05 足をぴーんと伸ばして向きを変える)


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(2017/3/17(金)22:02 隙間でうずくまる)


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(2017/3/17(金)22:35 お腹を出して横たわる。手術痕が見えます)

23時も近くなると、休みの日にいつも昼寝している特別ルーム(椅子の下)に入りました。今日はこのままここで休んでもらいます。床暖房はつけたまま就寝です。

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(2017/3/17(金)22:52 椅子の下の特別ルームで横たわる)

翌日に続く。
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No title

抜糸なしは最近、増えて来ましたが、エリカラなしはいいですね〜
いや?はぐが手術したのは5年以上前ですから、特にこの数年の医療の進化は著しいので、そういうものなのかもしれませんね。

はぐの時は二泊三日コースでしたが、ウチも金曜日に休みを取って連休にしてから手術をし、終わってから病院が閉まるまではぐに付き添って、翌日早々に迎えに行くことにしました。はぐ、信じられないくらいに神経質でしたから、手術前から担当医に術後は病院にいる方が精神的なリスクが高いと言われていたので、すぐに迎えに行く前提でした。あ、因みにはぐは、手術直後から私に当たり散らしていました(^_^;)もう、イライラして、やり場のない怒りを私にぶつけていました(^_^;)

みかんちゃん、お野菜、食べてくれてよかったですね。うさぎって、どんなに眠くても、疲れていても、生きたいと思うと惰性で?無意識に?食べるものなんですよね。はぐもそうでした。今まで色々ありましたけれど、結局、食べてくれるから生きているんだと思います。
みかんちゃんも、この分だときっと大丈夫!勿論、うさぎさんですから、油断は出来ないですが、お二人が付いていれば大丈夫!
朗報、待っています!

No title

みかんちゃん、頑張ったんですね~(≧∇≦)
ほほぉ!抜糸なし!エリカラなし!すごーい!動物医療の進歩!
ぼたんは針がね?のような糸で縫われましたがエリカラ無しで自ら抜糸しました( ̄□ ̄;)そのあと縫い直しでもちろんエリカラ生活に入りました(>_<)その病院で自ら抜糸したのはぼたんが最初だったらしいです
エリカラすると盲腸糞自分で食べれないし、動きもぎこちないし大変なんですよね~
今では懐かしい思い出です(*^-^*)
このあとみかんちゃん順調に回復されてると思います
もうちょっと頑張れ!みかんちゃん!

へたうまさんへ

(みーまま)
心強い言葉、ありがとうございました。
今回のことで改めてうさぎさんの強さを感じました。
生きようとする力。だから、食べる。
痛みやだるさを感じていても。
いつもと体が違う、思う通りに動かないと感じているのでしょうが、食べてじっとして体を治そうとしている。

手術の翌日はさらにしんどそうな様子でしたがにんじん葉を食べて、夕方にはペレットを食べて、牧草も食べられるようになりました。

どんどん、回復して今現在とても元気な様子でこんな短期間に戻るんだなあとびっくりしています。
強いなあと誇らしくなりました。
えらいねえらいねとたくさんほめました。

はぐちゃん、へたうまさんに当たり散らしたのですね^_^
うさパンチも!

(やたん)
心強いお言葉ありがとうございます!
はぐちゃんエリカラつけて入院もしたんですね。
医療の進化は本当にすごいと思います。
ここ数年の麻酔の管理技術の進歩のおかげで、手術に踏み切れました。
へたうまさんの過去ブログ拝読しました。
小説を読んでいるみたいで気持ちがすごく伝わってきました(^^)
1泊で帰宅せざるを得なかったところ、旅行についてのくだりはほっこり、ニンマリしながら読みました。
愛情あってこその最強うさ伝説ですね(≧∇≦)

ぼたん母さんへ

(みーまま)
はじめましてです。
暖かいコメントをありがとうございました^_^

ぼたんちゃん、自力で
抜糸ですかー?すごいです。
よほど嫌だったのでしょうね。
結果エリカラになってしまって、さらに不本意だったでしょうね。
たしかにうさぎさんの身になって考えると、突然、おなかを切って縫われて何コレ?!ってなると思います。

私のお友達うさぎさんはエリカラなしで手術服でした。傷口保護のためというのは同じなのでしょうが、やはり、気にしてぺろぺろ服をなめていたそうです。

みかんはあまり傷口を気にしてないように見えます。今はどんどん回復してきてびっくりしています。


(やたん)
みかん頑張りました!
動物医療の進歩はすごいですね。
抜糸なし、エリカラなし、うさぎの麻酔管理技術も安全なものになっているようで、みーままに言われていろいろなサイトを読んで、踏み切りました。
ぼたんちゃん自分で抜糸しちゃったんですね(^^;)
ここにも伝説のうさぎさんが(≧∇≦)
みかんはエリカラの不自由さなしに、ぐんぐん回復しています!
傷口も気にしていないように見えます。

A Horse's Prayer
馬の祈り
プロフィール

(↑クリックすると口取り写真)

Author:やたん
妻とうさぎとの3人暮らし。
馬、うさぎ、お得(ポイント貯めたりとか)が好きです。
紹介ポイントを稼いで
引退馬のために使うことを目論んでいます(笑)。

(↑クリックすると拡大します)
うさぎ:みかん
性格:甘えん坊、好奇心旺盛、食わず嫌い
種類:ネザーランドドワーフ
性別:女の子
色:オレンジ
体重:1キロ未満
好きなもの:おやつ
趣味:登山(常に高みを目指しています)

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